その穴をふさぐために、涙が流れるんだ。
その穴の大きさ、深さに似合った、涙が流れるんだ。
自分は今、頑張ってると胸を晴れることが無い事実。
少し前までは、くらい付いていた自分、そのときの充実感。
今振り返ると、それはやっぱり誇らしくて、
同時に、今の自分が情けない。
情けなすぎて、涙が溢れる。止まらないよ。
楽してるんじゃないのか、と言われれば楽な方に流れてる。
昔は、楽な方に流れたら、その分戻ったときに辛いのを知っていた。
それに触れるのが怖くて、楽ができなかった。
楽することすら、恐怖だった。怖かった。
今は、精一杯を生きてる環境じゃなくなったから、
楽な方に流れてる。知ってたのに、気にも留めなかった。
涙が溢れる。止まらない。
あいのりに泣かされたんじゃない、レスラーにやられました(…
録画してたのを見てたら、もう尋常じゃないくらい涙が流れた。
軽く過呼吸レベルで泣いていた。
レスラーの言葉が、胸に響いた。
レスラー…結婚してください。(←
私、昔ああだったよ。自分にああ言い聞かせてたよ。
「もっと頑張れるやろ」「まだやれるやろ」「こんなもんじゃないやろ」
胃液吐き、プールサイドで倒れ、それでもプールに入ったあの頃。
今思えばはた迷惑にも程があったあの頃。
あんなに純粋で頑張った自分が、当たり前だったのに。
今は、探してもその自分を見つけることはできなくなってしまったんだね。
その事実が、辛い。泣きたい。止まらない。
思い出すは、夏のあの日。
では、なく。
練習に明け暮れて、支えてくれた仲間たちの顔。
コーチと目を合わせてもらえないだけで絶望を覚えたタイムトライアル。
護れないサークルに逃げ出したいと弱音を吐いた自分。
そんな自分に「来やすい道を選んだらいい」と選択権をくれたコーチ。
どれも大切な思い出で、私を支えてくれた宝物。
あのときの、自分が自分に言い聞かせてきた言葉を、
レスラーの口から聞いた。
自分の言葉を、他人の口から聞くなんて思わなくって
なんで現役時代にこれ見れなかったんだろう、だとか。
なんであの時もっと頑張らなかったんだろう、だとか。
なんで今、こんなにだらけてしまったんだろう、だとか。
やり場の無い思いで押しつぶされそう。
空いた穴は広がるよ。その分、涙が流れるよ。
「もう二度としたくない。」
その苦痛が、愛しくなる・恋しくなる。
それは、わかってたことなんだけどなぁ。
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