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☆..Diary..☆
楽しくて忙しい。だから疲れないそんな感じ! 常に課題に追われてる崖っぷち大学生のブログ。
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そんなワケで…
書いた小説を公開しろとかいうドエスな友人の命令を受け、
小説など貼っつけて見ます。うぇうぇww
こっぱずかしいので、全部真っ白文字wケータイさん残念!!
や、こんなの見てどうなるって話だけどな。

えーっと、小説はリアルに私が味わった、「あの日」のパロ?
引退試合、本気で一生このまま、この苦しみが続けばいいと願ったあの日。
結果なんて出なくていい、「怖い」と顧問に泣きついたあの夏の日です。

まあ、顧問はそういうウジウジした人の話聞くよーなヒトじゃなかったんで
「かまへんかまへん、くだらんこと言ってんではよ行き」
みたいな感じで、まあそれが顧問らしくて「このヒトに言うんじゃなかった」
って、馬鹿馬鹿しくなって笑えてきて、そのまま吹っ切れてレースに臨んだけど。

そいで、下の下のでも言ってるけど、
撮ってもらえるなんて思っても見なかったレース写真をカメラマンのおっちゃんに
撮ってもらえてたってことが、その後すごく嬉しかったとか、そういうのを
くっつけてみちゃいましたって話。

あの日の感情を経験することは、私の人生ではもう少ないのでしょう。
あの日の不思議な感覚は、一生の宝物になるのでしょう。
あの日の苦痛の中で、それでも続けばいいと本気で思うことを、
本気で経験するヒトもまた、少ないのでしょう。(…多分)

いまでも鮮明に思い出し、涙が流れるのは、あの日が青春だったからでしょう。

なんてねぇ。

「いやっ!!!」

終わらせたくない、終わりになんてしたくない。

怖い、怖い怖い怖い怖い怖い…
結果を出したくない、
結果を知りたくない、見たくない!

もういい、一生このままでいい!!!

ずっと、このまま何も進行しないで。
結果が出ないまま、一生過ごせたらいい。
明日も明後日も明々後日も、この会場で…このまま、ずっと…

苦しい緊張。
上がりっぱなしの心拍数。
不安定な精神状態。

こんなの、一生続けたいなんてドエムだ。

だけど、それ以上に終わってしまうことが怖い。
ねえ、わかって?
苦しいの。だけど怖いの。

お願い、終わらないで。
自分のすべてが、終わってしまう気がするんだ。

 

「いや!!!」

 

ワガママだって知ってる。
このままじゃ、棄権になることも知ってる。

だけど、お願い…
今日が一生続いて欲しい

本気でそう願ったの。

 

―パンッ!!

 

頬に、痛みが走った。
誰が、ぶったかなんて気にならなかった。

ただ、文句が言いたかった。

「な、何すん―」
「アタシはそんなのとりにきたんじゃないのよ」

言葉をさえぎられるように、きっぱりと言われた。
言ってる意味がわからなくて、言葉が出なかった。

「アンタの学校の卒業アルバムの写真をとりに着たのさ」
「か、関係ない!!」
「そうかい。アンタは、その負け腰で競技に挑んで、その姿を一生に残すのかい」
「・・・」
「アンタが、今ここで怖気づいてる事実を、一生背負うっていうのかい、証拠を残すって言うのかい。」

目を背けたら、負ける気がして…その目をただ見つめた。
言葉にすると、声が震える気がして、言葉は話せなかった。

「・・・胸張っていきな。アタシがしっかりカメラに収めてやるよ。
その写真が一生の宝物になる。そんくらいの気持ちで行ってきな」

そんな考え、一度もしたことなかった・・・。
こんな励まし方が、あるなんて知らなかった。

そうだ、かっこ悪い。
いま、この見損なわれっぱなしの自分が、ここに存在してしまってる。
残してるんだ、事実に。

 

それの方が・・・


「いやだ!」
「まだ言うのかい」
「・・・だから、頑張ってくる」

今のこの苦しさも、未来への不安も、
終わってしまうことに対する怖ささえも…

今、この瞬間を味わうことは二度とない。
そう思うと、愛しくさえ思えた。

「そうだよ、それでいいんだよ」

いつも撮影に来てたこのヒトを、意識したのは初めてだった。

「・・・絶対、失敗しないでほしいです。最高の一瞬を、逃さない、で」
「アタシを誰だと思ってるんだい、失礼なやつだね」
「・・・えへへ。行って来る…です。」


そのときの結果は、自分の納得のいく結果とはいえなかった。
だけど、後悔はしなかった。

そのときの、自分は最高の笑顔でそこにいたから。
それ以来、あのヒトの言うとおり、その写真は一生の宝物になった。

卒業式の日に、特別に大きい一枚のそのままの写真を、もらった。

 


あのヒトみたいになりたい。
いつか、同じような苦しみで「らしさ」を失いそうなヒトがいたら
私も同じように、励ましたい。
私に降りたその奇跡、今度は私が降ろす番。

だから、・・・カメラを握った、の。

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せつなくなった…!
帰ってくるまで見れなかったじゃないかぁっ!(笑)ドエスな鷹飛さんですこんばんは。コメントし過ぎ?気にしませn(おまえ)
ちょ!凄い、なんていうか、切なくもぎゅうってなるお話だよ…!上手く言葉で表現出来ない自分がもどかしい!某所の時からこの大会のお話しは何度か拝見していたけれども、実際リアルに心情描写がなされると感じ方が違いますね。私は残念ながら一つの事に本気で打ち込んだ事がないので、当然ながらそう言う風に支え、励ましてくれる人に出会った事もないんですが、その経験と記憶は一生物だなぁなんて思います。うぅ、素敵だ…!いつかご本人の口からこのお話しが聞けるような関係になれるよう頑張りたいです。(!)本当にありがとおぉっ!
でもってメールの返事は明日以降に送ります、ね!(…)お邪魔しましたっ!
そら 2009/03/08(Sun)23:37:52 編集
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